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かなり高いものでも、1キロ100〜200円ぐらいまでなのだ。 ところがスーパー・フードは、従来のフードのように肉骨粉を使わず、人間並みの食材を揃えてつくられ、しかも、できるだけ栄養素を壊さないよう、手聞をかけた製造法が取られている。
だから市場に出すとき、1キロ1200円以上にしても利益が出ない。 仮に問屋さんを通せば、そこにマージンが乗せられ、さらに小売店の取り分も加算される。
つまり、1200円のものが、2000円にも3000円にもなってしまうのだ。 これでは価格競争を闘っていくことができない。
第二に、スーパー・フードには危険と言われる酸化防止剤が使われていない。 これは日持ちがしないということで、長いもので1年、のような出来立てを届けるシステムだと1週間も持たないということになる。
これでは長期間の店頭販売に耐えられないわけだ。 従来のペットフードのよさは、とにかく腐らないことにある。
2ヵ月の太平洋を超える船旅にも、湿った倉庫での長期保存にも耐えられる。 流通させる側にとって、こんなに扱いやすい食べ物はないのだ。
かつてペットフード会社の研究室にいたUさんはこう話す。 「10キロ1000円というのはかなり異常な価格ですよね。
スーパーで売っているお米が1キロ2000〜3000円するのに、動物性の原材料を使っているペットフードがキロ100円なんであり得ない。 キロ100円で売るためには、キロ10円でつくらなければならない。
初円の食材が世の中にありますか?どうぞスーパーで100g3円の食材を探してみて下さいということです」人間の食品会社を母体に持つ「A」代表のU弘さんは、自分の愛犬に食べさせるつもりでペットフードづくりを始めた一人だ。 「うちのドライフードは今、900g入りの袋を2100円で出していますが、みなさんビックリされますよね。

どうしてビックリされるのかと、今度はこちらがビックリするんですよ。 今は喫茶店でコーヒーを飲んでも500円、下手すると800円ぐらいする。
家族であるペットの食事に2100円というのがどこが高いのか?それはこれまで『タダより安い』ペットフードを買ってきて、それが常識的な価格だと思いこまされてきたからなんです。 みなさん、そろそろ気づいてほしい。
あんな安い食材は人間の食べ物の世界には存在しないでしょう?人間の食べられないようなものは、ペットにもあげちゃ駄目なんですよ」しかしながら、ここまで浸透してきた市場価格というものを一朝一夕には変えられないと、Uさん自身も思っている。

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